インターネットの「向こう側」にあるレンタル倉庫
「クラウド」という言葉、最近よく耳にしますよね。でも、具体的にどんなものか、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
一言でいうと、クラウドとは「インターネットの向こう側にある、たくさんのコンピューターの集まり」のことです。例えるなら、自分で家を建てるのではなく、必要な時に必要なだけ借りられる「レンタル倉庫」のようなものだと考えてみてください。
昔は、お店や会社がWebサイトを公開したり、データを保存したりするためには、自分たちで高価なサーバーというコンピューターを買って、それを管理する必要がありました。電気代もかかるし、故障したときの修理も自分たちでやらなければなりません。まるで、自分で大きな倉庫を建てて、管理するようなものです。
でも、クラウドサービスを使えば、そうしたサーバーを自分で持つ必要がなくなります。必要なときに、インターネットを通じて「レンタル倉庫」の一区画を借りるような感覚で、コンピューターの機能や保存スペースを利用できるのです。例えば、皆さんがよく使うGoogle ドキュメントやDropboxなども、クラウドサービスの身近な例ですね。自分のパソコンにデータを保存しなくても、インターネットに繋がっていればどこからでもアクセスできます。
クラウドサービスが「水道」のように便利な理由
クラウドサービスの便利さは、まるで「水道」のようです。私たちは、自宅で水を使いたい時、いちいち井戸を掘ったり、浄水器を設置したりしませんよね。蛇口をひねれば、いつでも必要なだけきれいな水が出てきます。そして、使った分だけ料金を支払います。
クラウドサービスもこれと同じです。必要な時に必要な分だけコンピューターの機能(計算する力やデータを保存する場所など)をインターネット経由で利用できます。使った量に応じて料金を支払う仕組みなので、無駄がありません。
例えば、ある日突然Webサイトへのアクセスが増えて、もっとたくさんの人にWebサイトを見てもらいたい、となったとします。自分でサーバーを持っていると、もう一台サーバーを増やすのは大変な手間とお金がかかります。しかし、クラウドサービスなら、まるで水道の蛇口を大きくひねるように、瞬時にコンピューターの力を増やすことができます。アクセスが落ち着いたら、また元に戻すことも簡単です。
代表的なクラウドサービスには、Amazonが提供するAWS(Amazon Web Services)、MicrosoftのAzure、GoogleのGoogle Cloud Platformなどがあります。これらのサービスは、世界中の企業や個人がWebサイトの運営、データの分析、新しいアプリケーションの開発など、様々な目的で利用しています。
私たちの日々を支えるクラウドサービス
クラウドサービスは、私たちの身近なところでたくさん使われています。スマートフォンで撮影した写真を自動でバックアップしてくれるサービスや、動画配信サービス、オンラインゲームなども、実はクラウドの技術が使われていることが多いです。
自分で大きなコンピューターや設備を持たなくても、インターネットにつながっていれば、いつでもどこでも、必要なときに必要なだけ高度なコンピューターの機能を利用できる。これがクラウドの最大の魅力です。
今日の記事で、クラウドが私たちの生活をどのように便利にしているか、少しでもご理解いただけたなら嬉しいです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。